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オゾンとは?


「オゾン」という言葉を一般的に良く耳にしたり見たりするのは、ニュースや記事等で環境問題の1つである「オゾン層の破壊」と言うフレーズでしょう。これは近年、地上より20km~30km高度(成層圏内)にあるオゾン層(オゾン濃度の高い層)が破壊され、紫外線がより多く地上に降り注ぐため、皮膚がんなどの健康に対する懸念や温室効果で地球規模の温暖化現象による気候の変化が顕著に現れていること等です。

オゾンは強力な酸化作用を持っている
オゾンが分解するときに発生する酸素原子には、強力な酸化作用が有ります。この酸化作用により殺菌、脱臭、漂白、害虫忌避を行います

  • オゾン(Ozone)は、ギリシャ語のOzo、 Ozein(におう)を語源とし、酸素の同素体で3個の酸素原子が結合していて、化学式はO3です。
  • オゾンは、太陽の紫外線により酸素から合成されたものですが、紫外線を吸収して酸素に光解離します。
  • オゾンは、酸素分子と酸素原子が結合して1分子 を作っている気体(O2+O=O3)ですが、大変不安定な物質であるため半減期が非常に短く残留しないのも特長の一つです。
  • オゾンは、塩素ほどではありませんが酸素よりも水に溶解します。
  • オゾンは、空気中では約1時間程度、水中では約 10分程度しか存在しないといわれ、次第に分解してもとの酸素分子O2になり(O3→O2+O)、二次公害の心配はありません。
  • オゾンの酸化力は、フッ素に次いで強く、塩素に比べて約6~7倍の殺菌力を持ち、脱臭力、漂白力、藻類の不活性化、農薬分解作用、有機物の除去等、さらに2次的効果で鮮度保持や害虫忌避の様々な有益効果を持っています。
  • オゾンは、空気や酸素より重く、塩素ガスより軽い気体で、大気中では紫外線や雷の放電により空気中の酸素分子が変化してでき、大気中にも僅かですが存在し自然界の普通の温度や圧力のもとでは爽やかな香りで無色ですが、高濃度になると特有の刺激臭を持ち、青紫色を帯びます。
    ※オゾンはだいぶ以前より欧米で上水道の浄化に広く使われているようです。又、国内の自治体でも普及が進んでいます。

オゾンの歴史

1840年にクリスチャン・シェンバインによって発見され、 1800年代になって初めてオゾンの工業製造用に機械が組み立てられました。1900年代に初めて商業的に開発されたオゾン発生装置が使用されるようにな りました。これからしても他の機器と比較すると非常に日の浅いものであり、今日においてもなかなか見聞できない状況です。

オゾンの安全性

オゾンは人体に有害だと騒がれたことがあります。それはオゾンだけの問題ではなく、正確な知識を持たずに、見境なしに使用すれば、ときに有害となるうるのです。高濃度では大変危険な物質である事を認識しておくことは基本的に重要なことですが、必要以上に恐れることは無意味です。たとえば食塩でも致死量があ り、酒も高濃度を飲酒すれば急性アルコール中毒死するように、一般的に無害と思われているもので高濃度では危険な物質となりえます。効果的なことは、使用法に則した濃度で利用することが大切です。

オゾンの殺菌性

オゾンは非常に強い酸化力を持つ気体です。空気中の微生物に対するオゾンの殺菌効率は、接触時間、濃度、温度、 PH、無機物及び有機物の存在に著しく影響されることが報告されています。
オゾンは塩素の数倍の強力な酸化力を有し、殺菌力、脱臭、脱色ともに優れており、生理的にも特異な作用をもっています。

オゾンは酸素から作られるわけですから、よく似ている面もありますが、
独自の持ち味を数多く持っています

自然界の殺菌剤

太陽が当たる空気は常に微量のオゾンを含んでいます。猛烈な繁殖力を持つ菌やウィルスが、自然界で現在のままの平衡状態に保たれているのはオゾンの働きに よるものだと言われています。湿度が高い所でも、直接に太陽光線が当たるところはカビも生えません。カビ臭い地下室にオゾンを少し入れて2~3日も過ぎる とカビ臭さは全く無くなります。昔から太陽の当たらない部屋の空気を入れ替えすることは健康への知恵なのです。

オゾンの殺菌力

オゾンには極めて高い殺菌力があります。室内に発生した雑菌、カビ、ダニの駆除やそれらの発生を予防し、爽やかで臭いのない空気を作り出します。オゾン濃度0.005~0.4ppmにおいて赤痢菌、チフス菌、ブドウ球菌等のビールスは約2分間で不活性化します。水中の大腸菌60万個を、オゾンは5秒間で殺菌できますが、塩素では約4時間かかります。

オゾンによる脱臭

悪臭防止技術には洗浄法、燃焼法、吸着法、マスキング法などがありますが、オゾンによる悪臭の消失のメカニズムはオゾンによる酸化作用及びオゾン臭によるマスキング(殺菌することにより脱臭される)効果の両方の作用によるものと言われています。

不安定な分子構造からくる強い酸化力が発生し、常温で各種の有機物を短時間で酸化や分解させてしまいます。一般的な作用としては、殺菌、殺虫、脱臭、脱 色、燃焼反応の促進などなど、さまざまな事が挙げられています。しかし脱臭については、悪臭は取り除きますが、自然の香りは分解することは出来ません。その不安定な分子構造のために、放置しておくと短時間で自然に分解しもとの酸素分子にもどってしまいます。

オゾン水の持つ特徴

オゾン処理した水のことをいいます。オゾン水は水と空気からできるオゾンを利用しており、オゾン自体が大変不安定な物質であるため半減期が非常に短く残留 しません。オゾン水はオゾンと同等な特徴を備えていて、殺菌、脱臭、漂白をします。よって、調理器具の殺菌、食物の清浄、食品表面の細菌や農薬の除去、作業前の手洗い、作業フロアの洗浄にいたるまで、安心して使用して頂けます。

良質なオゾン水とは

金魚鉢の中でブクブクさせたようなお水をオゾン水と勘違いされている方が多いですが、これはオゾン水ではありません。本来の良質なオゾン水はオゾンをミク ロな状態にしてお水の中に完全に溶解させているものを言います。水そのものに触れるだけで殺菌できるお水のことです。良質なオゾン水は上から覗いても気泡 が出ません。

オゾンによる浄水

日本では大部分が飲料水として水道水を使用しています。その他は雨水、井戸水、河川の水などで すがこのほとんどが消毒用に塩素を使用しています。しかしこの消毒殺菌の過程で源水に含まれている有機物が塩素と化学反応を起こしトリハロメタンが生成される場合があると言われています。このトリハロメタンは発ガン物質なのです。この水を飲み続けるとガンになる恐れがあります。

近年、オゾンは上水道の浄化用に用いられつつありますが、それは塩素の数十倍の殺菌力があるにもかかわらずその安全性がもっとも高いからです。しかし残念なことにコストが非常に高くつくため実行されていないのが現状です。

井戸水は河川の水より、おいしいと言われて飲料水として利用している人が多かったものですが、現在はどうでしょ う。地下水は直接又は間接的に様々な害があります。たとえば有機塩素系溶剤の汚染や合成洗剤も水質汚濁の原因になっています。そればかりでは無く大気汚染 による酸性雨が降り、夏になると、カビ臭い水になることがありますが、取水する場所に富栄養化現象が起きた場合、気温が上がり太陽光線を受けるとプランク トンが異常に増えますが、そのプランクトンが出すジオスミンなどで水道水が臭うのです。

この様に多くの水源が汚染されている可能性が高い現在、健康を維持する事は完全に人まかせにすること が出来にくくなっています。もはや自分自身で守らなければならない時代が来ていると言っても過言では有りません。

オゾンによる生活

多くの加工食品には、食品添加物が使用されています。多くの農作物には農薬が使用されており、大半の家は化学薬 品処理された新建材によるが使用され、生活そのものは便利になり平均寿命も永くなりました。その反面原因不明の難病奇病やアレルギー性疾患が多くなり、そ れに対しての医療は完全に遅れていると言わざるを得ません。新病が多くなっている現在、我々の健康は自分自身で守るしか無いのです。

その点このオゾン発生器は私達のニーズに合致した機器といえ、生活のあらゆる場面で活用されので利用法は無限に広がっています。オゾン発生器は処理方法さえ適切であれば残留毒性をゼロに出来ますが、しかしその強い酸性作用は人体に対する影響も少なくなく、注意を必要とします。

オゾンはオゾン層という言葉でもご存知のように、自然界にも普通に存在する物質です。たとえば海や山など、少し紫外線の強いところでは、0.03~0.06ppm程度のオゾンは絶えず存在しています。しかし、車の排気ガスなどの多い都心部 では0.005ppm程度しか存在せず、その分、殺菌・消臭効果が少ないのが現状です。

  • 殺菌効果:空気中のウィルスやカ ビ菌、ダニ、大腸菌、水虫菌などを強力に殺菌。
  • 脱臭効果:ニコチンなどのタバコ臭、排水溝、ゴミなどの腐敗臭、トイレなどのアンモニア臭を強力脱臭。
  • 漂白効果:パルプの漂白やクリー ニング店での漂白効果。
  • 害虫忌避効果:ゴキブ リやダニなどのフェロモンを消すことによる忌避効果。