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Q.どんな所で使われているのですか? |
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A.1880年代にドイツのジーメンス社によって工業用オゾン機が開発され、商業用は1890年初期に登場して以来欧米では飲料水の浄化プラントで塩素に代わって使われており、日本でも浄水場、プール、食品工場、水産加工業と広い分野で利用されています。スーパーマーケットのバックヤード(食品加工作業所)では脱臭と環境改善、殺菌に活躍しております。最近では一般家庭でのトイレ用小型脱臭器が数多く利用されています。 |
Q.オゾンは危険なものですか? |
A.オゾンの高濃度気体を長時間呼吸すると有害です。低濃度のオゾンは私たちが生活する空気中にも存在しています。また森林浴中や海岸で時には0.5ppm、落雷時には1ppm程度のオゾンが大気中に発生することがあるといわれています。海抜6万フィート~9万フィートでは10~20ppmのオゾン層が地球を取り囲み、太陽から出る紫外線の16分の15を吸収して地上の生物の生存を可能にしていますが、このため低成層圏を飛ぶジェット機の機内には多いときで1.2ppm程度のオゾンが存在することがあると言われていますから、低濃度のオゾンであれば何ら危険はありません。 |
Q.濃度は法律で決められていますか? |
A.オゾンは大気汚染防止法で定める汚染物質ではないため、オゾン排出に関する法的な規制は一切ありません。しかしわが国の作業環境基準では大気中(水中ではない)の濃度を0.1ppm以下と定めています。米国でも0.1ppmとなっています。 |
Q.オゾン水とは何ですか? |
A.オゾンが水に溶解している状態の水をいいます。殺菌力を持つと同時に臭いの分子をほとんど瞬時に酸化分解する脱臭力があります。厨房や食品流通工場では通常0.3ppm~1.2ppmの濃度の範囲で使用されます。最近では医学にも応用され、歯科医、外科医等の傷口消毒から、手指・器具等の消毒殺菌にも広く利用されるようになりました。 |
Q.オゾンを使う場合、注意することは何ですか? |
A.オゾンは使い方次第で人にとって害にもなります。一般的には人の居る時間帯はオゾンガスは最低限の使用(脱臭用0.1ppm以内短時間)とし、殺菌用にはオゾン水の使用がベストです。高濃度のオゾン水を長時間使用するときは、換気装置を付け直接遊離オゾンを吸わないようにして下さい。また配管材や排水系統の部材は耐オゾン性の物を使用して下さい。 |